はじめに
この記事は 20台後半~で 理学療法士を志して養成校に通って なんとか実習をクリアした人向けの記事です
脱サラおっさんが就職するには
おっさんは就職が厳しい
この現実を受け入れましょう それを踏まえて 夏頃 最後の実習前から 活動しておくことが大切です
とりあえず養成校に来ている求人票は見ておきましょう
そういう行動をとっていると 教員が相談に乗ってやろうじゃないか と寄ってきますが
脱サラおっさんは 大人ですので 自分のことは 自分で決めましょう
基本的に 教員は学校に都合の良いところを 斡旋してきます
はっきり言ったら次世代の実習先に繋がるとこですね
それが良い求人とは 限りませんよ?
さらに同じ養成校 すなわちクラスメート同士での就職先の奪い合いを避けるため 学校の方で就職先への応募がコントロールされてしまうケースもあります
就職市場での おっさんの値打ち
脱サラおっさんと ピチピチの若者の 就職市場価値が同じ とは
まさか 考えていませんよね?
おっさんという時点で マイナス査定ということをお忘れ無く
そこにどんな理由があろうとも です
実際 就職活動を始めてみると
脱サラおっさんには 最初からマイナス補正がかかっているので 高待遇で人気の応募者が殺到する求人に応募しても
まず 受かりません
そこには 真に優秀な若者が やってくるからです 彼らと競っても無駄です
若い人から 就職は決まっていく これは真実です
脱サラおっさんは 何処に就職すれば 良いのか?
おっさんが行くべき就職先は大きい法人の病院です
具体的には 回復期病棟 一般病棟 介護医療院 通所リハ 訪問リハ 外来リハビリなど リハビリ職が働ける場所が多いところですね
給料はあまり考え無いことにしましょう
何故なら数年後には 転職して出ていく前提だからです
この手の大病院には 貴方より先に入職した 若い理学療法士が 必ずいます
立場的にも収入的にも その人を抜くことは 出来ないでしょう
ここでの目標は
複数の部門を経験し 制度や請求業務について理解しておくことです
ソロでこなせるようになるのが目標 これは大変です
ただリハビリを繰り返すだけでは身につきません
大病院は院内・法人内で 毎年のように 移動・配置転換があります
これが逆にありがたいのです 複数の仕事場を合法的に経験できます
逆にリハビリのみ機械的に行う 狭い守備範囲の働き方だと経験は積めませんし その事に気づけません とにかく複数のリハビリを経験しましょう
経験を積んで 転職する
基本的に厚待遇の求人は 経験者に限定されます
転職する際は リハビリという大きなジャンルを 幅広くカバーしている方が有利です
逆に 単純にリハビリ室でリハビリしかしてこなかった リハビリしか出来ない理学療法士は 転職しても 好条件にはありつけません
リハビリそのものは 新卒がやってもベテランがやっても 請求できる単位 すなわち金額は同じです
それならば 新卒で少しでも 給与が安い理学療法士を採用すれば 済む話ですから
新卒+αの スキルアップが必須とかいうと 聊か小賢しいですがね 現実問題そこが重要になります
余談
最初の転職前に 可能ならば介護支援専門員ケアマネは狙っておきましょう 昨年、受験資格が厳格化されましたが 今後さらに厳しくなるとも限りません
実際にリハビリの現場で使わなくても 人員・施設基準において 必要とされる場合があり、有資格者は給与面で優遇される可能性があります *試験については以前の記事で触れています
そして2回目の就職
全ては ここを見据えて 動くことになります
経験者優遇 もしくは 新規オープン立ち上げの求人にも 大手を振って応募できます
ここでようやく 先に理学療法士になっている若者に
立場 収入共に追い付ける可能性が出てきます
一度スタートラインに並んでしまえば 後は昇進や それに伴う昇給も狙えるように、つまり
脱サラおっさんが 若者を 追い越すことが出来るのです
以前は大きい病院に努めていた 千代原でした バイバイ!