みなさんこんにちはこんばんは!
千代原千代でございますワ!
今日はワタクシが記事を書くのではなく
別の方に記事を書いていただいて、そちらを掲載させていただくという
初の試みですワw
記念すべき第1回は
蔵書3,000冊を誇るこちら
おススメ漫画紹介となりますワ!
それではどうぞ
クルードさんの自己紹介
自分はクルードというHNでVtuberの推し事をやっていたりします。
漫画はマガジンを中心にいろんな分野の作品を読みます。最近は資金やスペースの関係であまり読めていませんが、多い時では年間300冊ほど読み、蔵書の数は現在3000を超えるほどとなりました。
自分が作品を選ぶときは作者を基準に選ぶことが多いです。「この前読んだ作品の作者の最新作」とか「有名になる前に描いていた短編集」とかです。なので、自分の場合「好きな漫画」を聞かれたら漫画家で答えることが多いです。
そこで今回はその中でも一番尊敬する漫画家、真島ヒロ先生の主要作品3つについて紹介させていただきます。
FAIRYTAIL
真島先生の作品で一番有名なのはやはりFAIRYTAILでしょう。王道バトルファンタジーであるこの作品は国際的な評価が高く、国内外に多数のファンがいます。
『——フィオーレ王国。人口1700万の永世中立国。そこは、魔法の世界。魔法は普通に売り買いされ、人々の生活に根付いていた。そしてその魔法を駆使して生業とする者共がいる。人々は彼らを「魔導士」と呼んだ。魔導士たちはさまざまなギルドに属し、依頼に応じて仕事をする。そのギルド、国内に多数。そして、とある町に、とある魔導士ギルドがある。かつて、いや後々に至るまで数々の伝説を生みだしたギルド。その名は、「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」——』(アニメ冒頭より引用)
作品の世界観はこの説明でおおよそ伝わるのではないでしょうか。舞台となるフィオーレ王国、その国の大気は魔力に満ち、国民の10人に1人が何かしらの魔法を使うことが出来ます。フィオーレには数多くの魔導士ギルドが存在し、そのなかで国内最強ともいわれるギルドこそが「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」です。高い実力と人気を持ちながら、素行の悪さにより秩序維持組織「魔法評議院」に目をつけられていたりします。そしてこの物語は、フェアリーテイルに1人の新人魔導士ルーシィが加入するところから始まります。この物語はルーシィの成長記録であるとも言えます。
舞台がギルドである以上、ルーシィや主人公であるナツのほかにも、ギルドメンバーや他ギルドの人間が多数登場します。その一人一人に細かな設定があり、多種多様な魔法が登場するのも魅力です。例えば、ナツは竜迎撃用の魔法「滅竜魔法」を使う「滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)」であり、ルーシィは「門(ゲート)の鍵」というアイテムで「星霊」を呼びだす「星霊魔導士」です。
ギルドに身を置く人たちはそれぞれ身につけた魔法を使い、あるときは生きるために仕事をし、時には仲を守るために外敵を駆逐し、懸命に大切なものを守ります。そう、この作品が後述の二作品やほかの冒険ファンタジーと違うのは、初めから「満たされている」というところです。世界平和とか悪を滅ぼすとかそんなことはどうでもよくて、ただひたすらにギルドを、仲間を守るために戦うのです。そして戦う理由がギルドを守るためである以上、物語の中心は常にギルドであり舞台が話の流れで変わることはありません。無事にギルドに帰ることがすべてなのです。そんな正義にも悪にもよらず、意志と絆で動く様子に、みなさんも一度読めば心動かされることでしょう。
以下に、作中のセリフでキャラクター達のギルド観が読み取れる印象的なものをいくつかピックアップしました(多少のネタバレを含みます)。これらのセリフがどんな場面でのセリフなのかはぜひ作品を読んでご確認ください。
『おめェが悪党だろうが善人だろうが知った事じゃねぇが 妖精の尻尾を騙るのは許せねェ』(第1話より)
『仲間がやられた!!!! それは自身の痛み!!!! 仲間の流した血は我が体より流れた血と同じ!!!! この痛みを…苦しみを闘志と変えて敵を討て!!!! 我等は正義ではない!!!! 我等は意志で動く!!!! 我等が絆と誇りにかけて家族の敵を駆逐する!!!!』(第359話より)
『勝つためじゃねえ!!!! 生きる為に立ち上がる!!!! それがオレたちの戦いだ!!!!』(第448話より)
『かなうかどうかじゃねえ 進むか退くかだ!!!! この前へ進む一歩こそがオレたちの力 家(ギルド)に帰る道なんだ!!!!!』(第500話より)
『全部は手に入らねえ だから手に入れたものを大切にするんだ よくばるな オレは仲間がいれば 他に何もいらねえよ』(第544話より)
RAVE
続いてはRAVE。この作品もまた、FAIRYTAILと同じく剣と魔法によるバトルファンタジーです。真島先生の初長期連載作であり、アニメ化もされました。マガジンでの連載が開始された1999年ごろは、まだマガジンでの「ファンタジー」作品は非常に珍しく、その作品層の穴を狙って構想されたのがこの作品です。しかし、やはり当時は賛否両論あったと言います。
RAVEの世界には、ダークブリング(以下DB)と呼ばれる魔石が存在します。DBを手にしたものは「体を金属に変える」「幻を現実に変える」といった異能が使えるようになる代わりに、その代償として、使用者の心を闇に染め上げてしまいます。力と引き換えに心を失う「魔石DB」。そして、その力に対抗できる唯一の光、それこそが作品名にもなっている「聖石レイヴ」です。
レイヴとDBの因縁の発端は50年前に遡ります。当時の大国レアグローブはDBの力を使い、武力による世界統一を企てていました。その野望に1人立ち向かったのが、レイヴの力を扱える唯一の存在、初代レイヴマスター、シバでした。激戦の後、この戦いに勝利したシバでしたが、DBを完全に破壊することは出来ず、その結果、DBは大破壊(オーバードライブ)と呼ばれる大爆発を引き起こし、世界の1/10の土地を消失させました。
この大戦争から50年、再び力を取り戻したDBの力を使い、現在悪の限りを尽くしているのが「デーモンカード」と呼ばれる組織です。そして、ひょんな出来事からシバよりレイヴの力を引き継ぎ、二代目レイヴマスターとしてデーモンカードと戦うこととなった少年こそが、この作品の主人公ハルです。
救世主として世界の命運を背負い歩き出した少年が、たくさんの仲間と出会い、たくさんの心と重なり、長い旅の果てにどのような未来にたどり着くのか。今この記事を読んでいるみなさんにも、ハルの傍らでぜひその時を見届けていただきたいと思っています。
『人生とは旅をする事 旅をするとは生きるという事 それは時につらく困難でもあるけれど… みんながいるから歩き出せるんだ いつまでも ずっと この旅は終わらないんだ』(最終話より)
EDENS ZERO
最後に紹介するのは、真島先生の最新作「EDENS ZERO」です。こちらの作品もメディア化、グッズ化が行われており、アニメ第二期の制作も決定しています。また、連載1話目から全世界6言語同時配信が行われ、世界的な期待と人気の高さがうかがえます。
この作品の舞台は、一つの国、一つの星ではありません。舞台は全宇宙。他二作品よりも圧倒的にスケールが大きいです。前作二つが「剣や魔法のファンタジー」であったのに対し、今作は「SF」ということになります。しかし、真島先生いわくSFとはサイエンス・フィクションではなく、スペース・ファンタジーの略なのだとか。そのため、ファンタジーには違いないそうです。
EDENS ZEROの世界では、人と機械生命体が対等な関係で生活をしています。主人公であるシキもまた、人ではなく機械に育てられました。物語はそんなシキの住む星グランベルに、動画配信者のレベッカが訪れるところから始まります。レベッカがやってくると同時にシキの周りの機械たちは様子がおかしくなり、人間に対し反旗を翻し始めました。機械たちに襲われた二人は逃げるようにグランベルを後にすることになります。しかし、それは機械たちの演技だったのです。自分たちの寿命が残り少ないのを察し、シキを一人にさせないために宇宙へと旅立たせたのです。
『「城主様… あの娘は」
「分かっておる 別の星から来た人間じゃ 時は来た 我々の時間が終わる前に… シキを… 宇宙(ソラ)へ…」』(第1話より)
『みんな友達だった… 最後はおかしくなっちまったけど… みんな友達だった ありがとな!!!! みんながいたから淋しくなかった!!!!』(第1話より)
グランベルを飛び出したシキは、その先で宇宙のどこかに居るという「マザー」という存在を知ります。そしてシキは、マザーに会いに行くという大冒険を始めることとなります。
この冒険でのシキの目標は「友達を100人作る」こと。そんなシキはマザーを目指す冒険の最中で、数々の出会いと別れを経験します。同じ船に乗るクルーの存在と別れていった者との思い出が、シキを少年から人と魔械を統べるもの、真の魔王へと変えていくことでしょう。
『「この国にしかいなかったら分からねえ事は山ほどある たくさんの国へ行きたくさんの人と会え そして友達をたくさん作りなさい 」
「友達?」
「この世で一番大切なものじゃ どんな時でもおまえを支えてくれる おまえの為に涙を流せる友達がいたら 一生大切にしなさい」』(第1話より)
この作品は未だ連載中です。シキ達の冒険はまだまだこれからであり、どのような結末を迎えるかはわかりません。ですが、作者の口より「物語はすでに後半戦に入った」と明言されています。今まで張られていた伏線が徐々に回収されていくでしょう。みなさんには、そのなぞ解きをどうかリアルタイムで楽しんでいただきたいと思っています。
『少年は旅立った かの少年はこの宇宙に何をもたらすのか 伝説の英雄となるか 魔王として破壊の限りを尽くすか さあ 冒険の始まりよ あなたの足で進むのです』(第2話より)
終わりに
いかがでしたでしょうか?
RAVEが1999年32号から2005年35号まで
FAIRYTAIL が2006年35号から2017年34号まで
EDENS ZEROが2018年30号から連載中
……真島ヒロ先生、半端じゃねぇっすワー……
いい機会なのでワタクシも
これらの名作を一度読み返してみましょうかネw
余談ですが
当ブログでは、今後もこういった形で色んな人のお話をうかがったり、
記事を掲載させていただきますワw
意外なあの人もそのうちに…!?