皆さんこんにちわこんばんわ!
千代原千代でございマス
今回は先日Twitterでつぶやいた『39円焼きそばの悲劇』についてお話をw
私が今年3月から働いている施設は、新人いびりが苛烈なので
残っている人は基本、訓練されたベテランか、非常によく訓練されたベテランしかいない状況です
そんな中、勤続10年のベテラン介護職員(男性、妻子あり)が昼食時につぶやいたのです
『何で通所や入所利用者は一食数百円の昼飯たべてさ、おやつ付きでさ、俺は一食39円の具の入って無い焼きそば喰ってんだろな』
…言いたいことは分からんでもないんですが…
利用者さんだって、ただで飯食ってるわけではなくて、ちゃんと金額は負担してますし、介護職の彼の方は家族を養いつつの生活ですから、そりゃ節約もするでしょうよ
それでも、やっぱ医療や介護の現場って、体力使うじゃないですか、しんどいじゃないですか
医療介護で働くスタッフの生活が、医療介護を受ける側の高齢者と比較して、結構悲惨なことになってるのが現状なんですね
医療の充実、介護の充実って、その分野で受けることができるサービスの質の向上にばかり目が行きがちなんですけども
それを成し遂げるのは、結局、そこで働く人なんですよね
働く人に資本が還元、分配され、働く人そのものが充実していかないと医療・介護の質っていうのは改善されないんでしょうね
言葉にすると、なんともありきたりで当たり前な事なんですが、この国では、医療・介護というコンテンツの充実とは、いかにハイクォリティなサービスを隅々まで、万人に安く提供するか、ということを主目的として、その制度を作り上げることに力を注いできました
しかし、今現在、作った制度を実行するだけの体力が、医療・介護の現場から失われつつあります・もしかしたら、すでに失われてしまい取り返しのつかない状況になっているのかもしれません。皮肉にも、コロナウイルスの蔓延という予期せぬファクターが、この事実を認知せざるを得ない段階までステージを一気に引き挙げてしまった感があります。
そんな中で今、介護、看護、保育の分野での給与の引き上げが検討されています。この試みがうまくいけば良いのですが、一方で、本当に現場で働く人へ行き渡るのか?という懸念が消えません。昨年の医療・介護の給付金支給の際も、ややごたついた感があります。
最初にお話しした介護職の彼が食べていた焼きそばに具が入る日は来るのでしょうか?