平成31年3月3日㈰

菜の花
近所の菜の花

今回はおじいさんおばあさんはコンビニが大好きですと、いう話です

何を言ってるんだ?お前は?

イカれているのか?

と、お考えの皆さんもいらっしゃるかもしれません

都市部にお住いの皆さんには むしろ当たり前のことかもしれません

余談ですが、私は初めて大阪に行ったとき、朝のコンビニレジのクソ忙しさに 軽いめまいと戦慄を覚えました。私は大阪では生きていけません。

生き馬の目を抜くどころか馬ごと持ってかれそうな勢いですよね 

Poweerrrrrrrr!!!!!

って感じですねえ

ああいう凄まじいところではなくて、もう少しゆるい田舎でのお話です。

もう数年前の話ですが、うちの職場の近所のスーパーが閉店することとなりました。跡地には何も出来ないためそのスーパーを利用していたお客さんは少し離れた別のスーパーに行かざるを得ません

別のスーパーというのが、大して安くもなく、品ぞろえもイマイチ、欠品も多い、総菜類も大して美味しくない、という残念スーパー。大きな駐車場と、一緒にはいっているテナントがあるから辛うじて買い物に行く意味がある、というような状態でした。

そこに地域の買い物客が一挙に殺到するようになったため、駐車場とレジ、周辺道路の混雑が加わり、かなり利用しづらい状況に。当デイケアの利用者間でも話題となる程の状況でした。

実際、なかなかの惨状だったらしく

「カートと買い物かごが出払っていて使えない」

「レジで待ち続けるのがキツい」

「駐車場が空いておらず、遠くに(家族が)車を停めて歩いて行かねばならない」

「お刺身が美味しくない」

「トイレが流してなかった」

といったお買い物難民からの熱い苦情が

当デイケアの私の下に寄せられました

何でやねん

お店の問題はお店に、道路の混雑や企業誘致に関しては、自治体に相談していただこう 

さすがに解決できぬ

しかし事態は深刻で、一部の利用者は食生活のかなり大きなウエイトを、潰れてしまったスーパーに依存していたため、支障をきたし始めた

1ヶ月後の体重測定で体重が揃って減少する始末。

そこで残念スーパーに代わって、利用者のお腹を満たしたのが、皆大好き吾輩も大好きコンビニでした。

近所に新しくセブンイレブンがオープンし、

国道沿いにオープンし大きな駐車場とバリアフリー、ユニバーサルデザインと、ちょっと大きめの店舗レイアウトに豊富な品揃えで、高齢者のニーズをかっさらってしまいました。

そうなんです、高齢者とコンビニって意外と(?)相性良いんです。

コンビニの決して広くない店舗は『長い距離を歩き回らないで買い物できる』

お一人様用のパック総菜は『同居家族に気兼ねなく買って、一人で好きな物を食べきれる』

ハイペース物流による欠品の少なさは『欲しいものが いつも手に入る』

色々売っているので『家族と一緒に行きやすい 孫、曾孫に何か欲しいものを買ってやれる』

そして圧倒的に多かった意見が

『おでん美味しい!』

『肉まん美味しい!』

『(コーヒーマシンの)コーヒー美味しい!』

『お弁当美味しい!』

『小さいアイス美味しい』

『唐揚げ棒美味しい!』

といった味に対するものでした。

アイエエエエエ!?

何たる若者アトモスフィア!!

90歳以上の方であっても、セブンイレブンの味付けは高い評価を得て、

総じてやや高額になりがちな価格もデメリットとして気にならないようです

美味しいは正義

結局、多少値段が高くても少し美味しいものを食べたい、という当たり前のニーズにアジャストしたセブンイレブンが残念スーパーを圧倒した形になりました

利用者の中には、わざわざ歩行器で1kmほどの道のりを歩いてコンビニに行く人も出て来ました
さすがに三食全部というわけではありませんが、コンビニで食事を購入することに、思ったより抵抗もないようです

下手するとうちの両親よりも寛容かもしれません(笑)

近い将来、高齢者向けに特化したコンビニなんかもでてくるかもしれませんね。それはそれで面白そうです。

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