2月も中頃になると私は眼の痒み、止まらない涙と鼻水に悩まされる。そう、花粉症だ。同じお悩みの人も多いと思います。今年は昨年と比較すると花粉の量が多いそうで、特に厳しい状態です。
私たちスタッフはくしゃみ、鼻水、眼の痒みに四苦八苦しているなか、デイケア利用者の皆様は?というと意外と平気、けろっとしてらっしゃいます。高齢者の方で花粉症に悩まされる方の割合はおよそ11%と言われているため、私たちほど大騒ぎされないんですね。ただし全くいないわけではなくよく観察してみると眼を掻いたり、しきりに鼻をかむ人がいらっしゃいます。そういう方に「もしかして花粉症ですか?」と尋ねてみると「どうじゃろか?」「わからん」という返事がほとんどなんですね。
指摘されるまで意外と気が付かれていないのが高齢者の花粉症。余りにひどい症状の方がいらっしゃる場合は家族に一度連絡しておくべきかもしれませんね。なかにはアレルギー性鼻炎、という疾患名でこの時期のみ、お薬が処方されている方もいらっしゃいますので日頃の服薬チェックも抜かりなきよう。
最近は黄砂、PM2.5も同時期に飛来するようになったため、お家や車の窓ガラス、あるいは遠くの景色を眺めていると感覚的に気づいたりもします。そういうことは高齢者の方のほうが、しっかり見ています。特に農家出身の方だと驚くほどよく見てらっしゃいます。
最近はあまりありませんが、警報が出るほどのPM2.5は呼吸器や心臓に既往、疾患を抱えている方にとっては大きな負担になります。そういった利用者さんの送迎を行う場合、今はお手持ちの携帯電話からでも黄砂や花粉、PM2.5の飛散状況を確認できますので、事前に確認しておくことが必要かな、と考えています。
3月が過ぎると花粉も一段落しますので、まずはそこまでつらい症状と戦っていきましょう。