少し前のニュースですけども

厚生労働省は5日、医療従事者の需給に関する検討会の「理学療法士・作業療法士需給分科会」で、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)の需給推計結果を示した。両方の職種を合わせた供給数が、2040年ごろに需要数の約1.5倍に増えると指摘した。構成員からは、PTとOTを分けて推計すべきなどとの意見が出た。同省では、この日の議論を踏まえ、次の会合で取りまとめ案を提示する。
 この日開かれた分科会で、厚労省は需要と供給のそれぞれの推計方法を提示した。PTとOTの需要推計については、「医療」「介護」「その他」などの分野に分類。医療の分野は、▽一般病床・療養病床の入院医療▽精神病床の入院医療▽外来医療▽在宅医療―に分けてそれぞれ算出した。
 その結果、それぞれの分野を合わせたPTとOTの需要数は、18年時点で供給数を下回っていた。その後も「供給過多」が続き、40年ごろには約1.5倍の差が生じるとした。
 厚労省はまた、PTやOTの養成の質低下を指摘する意見があるとし、将来の需給バランスを見据え、学校・養成施設への教育の質評価などで計画的な人員養成を行うことを提案した。
 厚労省案に対して、内山靖構成員(日本理学療法士協会副会長)は「それぞれの職種をベースに積み上げていく数字があるので、それを提示した方が分かりやすい」とし、PTとOTそれぞれの需給推計を示すべきだと主張した。これに、厚労省医政局の佐々木健医事課長は「データとして分けて出すことはできる」と応じた。
 このほか構成員からは、「2040年ではなく、もう少し近未来的にどうやっていくかを議論すべきだ」(大道道大・日本病院会副会長)といった意見も出た

医療介護CBニュース

このニュース何かというとまず 理学療法士増えすぎってことなんですよね

何を今さら

だって1年間に10000人ぐらいずつ増えていっちゃってるから

逆に今から定年で辞めていく方っていうのはまだまだ少ないんですよね

一応ここに理学療法士の国家試験のデータをグラフ化して貼っときます


データは日本理学療法士協会HPから

合格者数累計=現役理学療法士って訳ではさすがにないんだろうけども

これからしばらくは合格者数-定年で引退<10000人という状況がつづくでしょうね


ちなみに看護師 介護士はどうなってるの?と思って調べてみると


看護師総数(看護師+准看護師)データは日本看護協会HPから

介護福祉士


データは厚生労働省HPから

この合格者数を見てると つくづく極端だよおう…

傾きがヤバい

産めよ 増えよ 地に満ちよってかんじですなあ

そんなわけで 基本的に 理学療法士が足りないって状況はこの先考えにくいです

看護師や介護福祉士の母数に対しての増加数と理学療法士のそれを比較してみると異常な増え方っていうのが お分かりいただけるかな と

介護福祉士の伸び具合も なかなか あれなんですけどねえ これはこれで危険な感じ

10年後とか大丈夫かいな? 給与あげるのは良いんですけど 財源どこなんですかねえ…

今年10月からの新加算が 10年後致命傷にならねば良いが 財源なさげ…


当たり前の話なんですけど 理学療法士は リハビリしかできないんですよねえ

何というか潰しがきかない

なのでリハビリをする場所を増やさないと増え続ける新卒者の就職は厳しくなるでしょう

まあ医療の分野に関してはこれ以上増えないでしょう

国はリハビリを医療→介護へと移行を進めてますから

今年4月からの 維持機の外来リハビリ廃止 介護保険への移行の流れがその証拠ですね

最初の記事が真実ならば理学療法士・作業療法士に関しては現時点で 

需要<供給 なんですから

2019年4月の時点で 増え続ける理学療法士の就職状況が改善されるような話は

聞いたことありませんし

そして この結果が出てしまっている以上

今年以降の理学療法士も国家試験の難易度は

かなり厳しいものになるのでは と予想できます

今まさに 臨床実習でがんばっておる学生さん達

国家試験でも頑張って下さい 

現役理学療法士の皆さんは…どうしたらいいんだろね

個人レベルではともかく 全体を救う方法は 思いつきません 現状は自己研鑽を積んで 自力で生きていくしかありません 

そういうことはえらい人が考えることなんですかね?

ま、私みたいな凡俗には 思いもつかないことを

理学療法士協会会長の 半田一登様は お考えなんでしょうねえ

協会会員が現場でボロボロになっているのを どこまで御存知やら

理学療法士協会については 別に書きます書けたらね…


千代原でした バイバイ

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