国内で徐々に感染拡大が確認されつつある新型コロナウイルス 厚生労働省からの情報を纏めてみました まずはコロナウイルスとは?というところから 予防策までを。
1.コロナウイルスとはどのようなウイルスか?
発熱や上気道症状を引き起こすウイルス
人に感染するものは6種類
そのうちの2つは、重症化傾向のある中東呼吸器症候群(MERS)重症急性呼吸器症候群(SARS)残り4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占める
2.新型コロナウイルスは動物から感染する?
ペットからは感染しない
ただし、動物を媒介する感染症は他にあるため、普段から動物に接触した後は、手洗いなどを行うべき
3.二次感染のリスクはある?
ヒトからヒトへ感染する 感染のしやすさは確かなことは現時点では分かっていない
4.潜伏期間は?
世界保健機関(WHO)のQ&Aによれば、現時点の潜伏期間は1-12.5日(多くは5-6日)
感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されている
5. 無症状病原体保持者から感染するか?
無症状病原体保持者からの感染を示唆する報告がある
現状では、まだ確実なことはわかっていない
6. 新型コロナウイルス感染症はどのように感染するのか?
現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられる
飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染する
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いるとき
接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスが付着。他者がその物を触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染する
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
6.感染を予防するために注意すべきこと
石けんやアルコール消毒液などによる手洗い
咳などの症状がある場合 咳エチケットを行う
咳エチケットとは、感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえること
7.マスクについて
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされる 咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクを着用
予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策になる
屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていない
8.『濃厚接触』とは?
必要な感染予防策なしで手で触れること
対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、接触した場合、『濃厚接触』となる
今回は ここまで。 次は『感染したかもしれない』時の行動について