平成31年3月14日(木)
今日はホワイトデーである。日付が多少アレでも気にしない。
先月のバレンタインデーにいくつかチョコレートを貰ったのでお返しを準備して、渡して回る。さすがにもう良い年齢のおっさんなのでチョコレートの数に一喜一憂しない。今の職場ではチョコレートはお断りしている。お返しに気を使うのもしんどくなってきた。
こういったイベント時に限った話ではないが、通所リハビリの利用者もしくはその家族から、食料や金品をどうぞ、と渡されることがある。
当たり前だが全部お断りしている。
そもそも利用開始の際の、契約書、重要事項説明書あたりにその旨記載しているし、きっちり説明している。この手のトラブルはある程度利用期間が長くなってきた利用者に起こりやすい。
家族さんなんかがどうぞ~とか言って出されても勇気を持って断る。ここで対応を間違うと後々面倒くさいことになる。
他の人が真似し出すのだ。我も我もと色々なプレゼントを持ち込んでくる。
そして次は、
利用者同士のプレゼント交換会
もしくは
物々交換所が開設してしまう。
最終段階では『病院の○○先生に渡して!』とお中元お歳暮を持って来る人、
他の利用者からお金を出して物品を買い取る人、
自分で調理した食品をタッパーに入れ皆に振る舞おうとしたもの、
施設の壁に勝手に額縁を飾ろうとする人など、
かなり混沌を極めてくる。多額の現金や宝飾品を持ち込んだ人も出て来た。
もはや何を目的として通所サービスを利用しているのか解らない。
闇のフリーマーケットである。
私が入職してからはこれらはかなり厳しくチェックするようにした。
とにかく必要なもの以外は持って来させない。これの徹底が大事。食品なんて衛生管理の観点からもアウトだが、持ってくる人にはいくら説明しても理解はしてくれない。
逆に何でそんなに厳しいのだ!とお叱りを受ける場合すらある。
しかしここは強い意志をもってお断りしています。とにかく通所サービスではトラブルの回避が鉄則になる。極論、指導しても理解していただけない場合は、利用そのものをお断りすることになる。その人一人から得られる収入より、特別扱いを許した結果、通所サービスの場が無法地帯となることがリスクが高いのだ。
この意識は患者に直接関わるスタッフ、そうでない事務や清掃職員なども徹底するべきである。
実際にあった話だが、清掃職員の●●さんに渡して!と野菜や果物を渡されたこともあるし、その逆、職員から利用者に渡して、と言われたこともあった。無論厳しく対応させていただいた。
家族と同居している場合、大概は一回の指導で治まるのだが、利用者自身の理解力が低下している場合、家族がコントロールできない場合がある。もしくは利用者が一人暮らしの高齢者の場合、かなりの高確率で不要な物を持ち込んでしまう。
ここら辺、要はルールとかマナーの問題はかなり気を使います。利用者さんの良いように、させると良い結果に繋がらないことが多いです。
皆さんの勤め先でもありませんか?通所サービスじゃなくてもショートステイや、入院なんかでも、持ち込みの食品を好き勝手に食べさせていませんか?
それって放置してると大変なことになるかもしれません。