介護保険は 手間と書類との 戦いでもあります…

介護保険相談業務において良く聞かれること

『要介護申請を行った場合結果が出るまでどのくらいかかるんでしょうか?』

よくある質問でございます

それについての お答え

ぶっちゃけて言うと30日以内に判定がでます

あくまでこれは書類が揃ってから提出して30日ということですよこの流れを見ていきましょう

介護保険申請後の流れ

申請をした後 まず聞き取り調査が行われます 聞き取り調査は74項目です 結構時間かかりますよ これについては次の記事で紹介します

これと並行して 保険者(市町村など)から 申請者が申請書に記入した医師宛に主治医意見書の依頼を出します この意見書については介護保険の基礎の基礎第4回でお話ししております

冒頭の質問に対しては この意見書など書類が全部揃ってから提出、受理されてから
1ヶ月以内に介護保険の判定結果が出る という認識で間違いないと思います

必要な書類を提出したら結果を待ちましょう

その後の流れを見ていきましょう

といっても ここから先は保険者(市町村など)が全て行うので 被保険者つまり介護保険を利用する側は何もすることはありません 

まずは行った聞き取り調査の結果がコンピューターにかけられます 

これは全国統一基準ですねえ

これがいわゆる一次判定です

それでは二次判定に移ります

介護認定審査会と呼ばれるものですね判定する人は保健医療福祉の学識経験者等により構成されています必ずしも介護分野の専門じゃないというところがミソですねえ

一次判定の結果と認定調査の特記事項や 医師の意見書の記載事項を加味し 個々の事情や状態に即した要介護の決定をする これが二次判定

ここで最終決定です ファイナルアンサー

認定審査会は 月二回程度の開催

この二次判定なんですが近年では件数の増加 構成委員の多忙などを理由に 一説によると

一人あたり掛ける時間は10秒とか15秒という話もあります

あくまで噂ですけどね ちょっと闇

ただし申請者人数がかなり多いというのは本当なので 一人当たり丁寧な判定をしてるとちょっと思いづらい

結果の通知について

認定結果の通知は基本的に郵送 認定審査会の二日後ぐらいにだいたいお手元に届くケースが多いです

もしくは認定審査会が行われた次の日以降お住まいの自治体に家族が電話で結果を確認することができる 一応11時以降が望ましいそうです どうしても急ぎで知りたい場合は家族が電話で確認するのがよろしいでしょう 

少し気になる話

介護保険証の認定有効期間について基本的には半年から2年だったんですが こないだ改正がありました以前は24ヶ月だったんですが最長で36ヶ月つまり3年間になりました この長さ自体は認定審査会の判断で決めるとこではございますが 

先ほど申し上げたとおり認定審査会も非常に忙しい為、その負担軽減の為なんでしょうけども

状態の安定が見込める人ほど長い傾向があります ただ介護保険サービス使用してる人で3年間状態が安定してる人ってそうはいません 

これって 介護度をわざと 低く押さえるための罠では無かろうかと思ったり

基本的に介護度の区分変更申請って判定が厳しく出やすいので担当ケアマネが後込みするケースが多いんですよね 

『次回の介護保険の更新まで待ちましょう 審査会の心証が悪くなります』

なんてこというケアマネの多いこと多いこと 

1人当たり10秒から15秒なら 心証も何も無かろうて(笑)

判定はすべてAIに ならねえかなぁとか 考えちゃいますね

マメ知識

介護保険の更新申請は期限の60日前から手続きができるということを覚えておこう お医者さんの書類が遅い場合は 2ヶ月前から始めると書類遅れを 防げるかもしれません

これも もう AIで 良いんじゃないですかねえ(笑)

以上、今日はここまで! な千代原でした バイバイ

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