千代原さんは現役の理学療法士であります
皆さんこんにちわこんばんわ!
千代原千代でございマス
今年はコロナの影響でそうでもないんですが
例年だと、これくらいの時期は
理学療法士専門学校のオープンキャンパスなんかが
盛んに開催されている時期であります
これまで、Twitterや当ブログなんかでは
理学療法士は、職業として、お勧めできません
ということを一貫して書いてきましたが
今年も書いていこうと思います
理学療法士の給与について
理学療法士が何故お勧めできないか?という理由については
ひたすらに給与問題です 銭です マネーです
理学療法士の年収をネットで検索してみると
平均470万円
というデータが出てきますが、これを鵜呑みにしてはいけません
現在、理学療法士専門学校を卒業して最初に付いた職場でもらえる年収って
だいたい300万円~320万円(額面)です
これは額面の数字なので、税金や社会保険が差っ引かれると
手取り230~240万円 くらいでしょうね
初任給と全体の平均値が結構開いているので、
理学療法士は昇給モリモリなのかしら?
とか考えてはいけません
理学療法士は昇給がほとんどありません
理由は簡単、お給料の基となる診療報酬や介護報酬の額が年々減っていってるから
そして、これからも減り続けることが予想されるので
理学療法士の給料は上がらないし、初任給に至ってはこれから下がり続けると予想されます
給料を貰い始めるのは、まだまだ先のお話
理学療法士の初任給が下がり続けると予想される理由はもう一つあって
理学療法士は毎年10,000~12,000人くらい試験に合格しています
そして定年で退職する人って、せいぜい数百人なんです
新規に増える人数が、定年で減少する人数を完全に上回ってますw
*昔は、理学療法士になる人が少なかったからね
現段階で、理学療法士の就職は厳しくなっており、働き口は多くはありません
完全に需要<供給の状態なので、病院や施設の経営者は
『もっと給料を安くしても、人(リハ職)は溢れているので求人に応募は来るだろう』
と考えてしまいます
先ほども言った通り、今後、診療報酬や介護報酬といった収入が減ることは、経営者も予想できているので、リハビリ職のお給料を減らす、というのはほぼ確定の流れだと思います
しかし、現在雇用しているスタッフのお給料というのはいきなり急激に下げることはできません
なので、スタッフの退職と同時に出す新規人員補充の求人は、それまでより低く出します
この緩やかな初任給の低下は、これまでもずっと起こり続けており、
今、理学療法士になることを決意したとしても、専門学校に入学し、卒業するまでに最速でいっても3~4年かかります
国家試験に合格して、いざ就職しようとしたら…
お給料が低い職場しか無い!なんてことも考えられます
1年間に10,000人以上増えると……?
理学療法士の人数が増えることで、初任給が減る、という理屈は何となくご理解いただけたでしょうか?
さらに、理学療法士の人数が増えることで、管理職への昇格が難しくなることも覚えておきましょう
昇格の基準が年功序列にせよ純粋な能力にせよ、人数が増えれば増えるほど、相対的に管理職の椅子に座るのは厳しくなります
人数のやたら多い椅子取りゲームをイメージしていただけるとよろしいかとw
今後、純粋に理学療法士として勤務するうえで、多くの昇給を求めるというのは、かなり難しいと思います
もしもあなたが多くの人間に中に埋もれない、傑出した才覚をお持ちであれば、理学療法士以外で、発揮することをお勧めします
それくらい、理学療法士の将来って 明るくないんですよね
偉い人は、まったく気にしていないようですけどネw