コッペパンと牛乳という献立が物議を醸しました
皆さんこんにちわこんばんわ!
千代原千代でございマス
今日は先日の報道番組で
埼玉県戸田市の学校給食の献立が
「コッペパン1個と牛乳1つ」として取り上げられた件について
少し詳しく見てみましょうかネー
何故、この献立になったのか?
何のこと?と事情がよくわからない方は、とりあえず以下の記事を読んでいただくとよろしいかな、と思います
*以下のタイトルをクリックすると記事に飛びます
↓
「コッペパン1個と牛乳1つ」で波紋、戸田市の学校給食 育ち盛りなのに…意外な理由とは
この記事では、戸田市教育委員会事務局学校給食課の方が質問に答えています
内容を確認していきましょう
現在提供されているメニューは
- 小学校の給食はコッペパン1個、ジャム1個、牛乳1つ、
- 中学校の給食はコッペパン1個、ジャム1個、牛乳1つ、チーズ1個
- 9月7日からは、小中学校ともにデザートを追加
このメニューは9/10まで提供され、9/13からは、通常時の給食の献立よりも品数は少ないですが、コッペパン以外の食べ物も提供する予定だそうです
そもそも、こういった簡易給食を始めた経緯として
- 8月以降、市内で新型コロナウイルスの新規感染者数が急増した
- 保護者から『学校給食で感染リスクが高まるのではないか』と不安の声
- 食事の際の感染リスクを軽減すべく、簡易給食の提供を8月25日に決定
ということがあったそうです
保護者からの意見を反映した形なんですね
ただし問題点もあり
- 食材の調達の関係上、すぐに簡易給食を始めるのは困難
- 8月26日から9月2日までは通常の献立で給食を提供
- 給食を一時的に停止するという選択肢もありましたが、家庭の事情で、給食がなければ困るという児童・生徒もいるので、最低限、パンと牛乳は提供する形に
やはりここでも、児童や保護者に配慮した形になっております
感染対策としての簡易給食
簡易給食が感染対策たりうるか?という質問に対し
- 簡易給食は通常時の給食よりも食事時間を短縮しているのが特徴
- 児童・生徒がマスクを外す時間や、お互いにしゃべり合う時間を減らすことができると考えた
- 通常時の給食の食事時間は20分(配膳や片付けの時間を含めると45分)であるのに対して、簡易給食の食事時間は15分
- 感染防止対策のため、簡易給食の配膳はできるだけ、教員が担当
との回答があり、マスクを外す時間をできる限り短くする、という観点において、筋は通っていると思います
そして、コッペパンと牛乳という献立については、このメニューが継続されるわけではなく
- 保護者から、『簡素過ぎる』『パンと牛乳だけでは少ない』『栄養が足りないのでは?』といった意見も寄せられた
- おにぎりなど、コッペパン以外の食べ物を提供する場合、事前に調理事業者に注文しなければならず、その分、簡易給食の開始が遅れるため、栄養が不足するのは承知の上で簡易給食を実施。
- 翌週の9月13日からは、通常時の給食の献立よりも品数は少ないが、コッペパン以外の食べ物も提供する予定。
- 最近は新規感染者数が減少傾向にあることから、いずれは通常時の給食の献立に戻すことができると考えている。
大至急、簡易給食を導入し、児童・生徒のコロナウイルス感染リスクを避けるため、コッペパンと牛乳いう献立の不足はやむを得なかったような…
簡易給食の献立は今後、バリエーションが増えていくようです
それでも通常の給食よりも品数が少ないので、簡易給食実施期間中の分は
給食費の減額も行われるようですね
現在、戸田市の小中学生は給食後帰宅し、午後からオンライン授業を受けているそうです
まとめ
今回の簡易給食の件は、どうしても最初に
『コッペパン&牛乳』
という献立のインパクトだけが取り上げられがちですが
保護者からの意見を反映して、実現可能な範囲で、できるだけ早く感染対策と保護者の負担軽減を行った結果、という印象を受けます
学校給食は調理スタッフや、使用する食材に関して、急な変更も難しいので、コロナ対策でこういった処置をとった教育委員会は、
『コッペパン&牛乳』というしょぼいメニューを提供しやがって!
などと責められるべきではなく、
むしろ、保護者からの意見を反映し迅速に動き出し、コロナウイルスの感染状況を見ながら調整していくという
文句を言われたり、ネットで叩かれたりする筋合いの無い対応なんじゃないかな?
と、ワタクシなんかは思ってしまうんですが、皆様はいかがでしょう